ドリフト走行会にて ~ その2
引き続き、
二回目の走行会でのテスト走行の様子です。
(場所・日光サーキット 2008年4月16日)
前回同様、ドリフトレーサーの望月一磨氏の スカイラインHCR32での走行です。
前回のショック装着に加え、今回は、定番の吸気・ラジエターへも装着し、
4輪とも新品タイヤという条件でタイヤの消耗その他をモニターして頂きました。
快晴の中、55分のトータル走行時間。
コースが混んでいましたが、全体の50%で全開ドリフトしたとのことです。

↑テスト前に、ガイアパワーを装着する望月氏。


↑ラジエターのアッパー&ロアホースにガイアパワー・フォルツァ、
インタークーラーのサクションパイプに従来のガイアパワーと、
計3枚を装着して、走行に挑みました。

走行していただいた望月氏。
コースが混んでる中を全体の50%以上で全開ドリフトしたとのこと。
特に1コーナーではスケートをしている様ななめらかで美しいドリフトと、
2~6コーナーまでは、ほぼ毎回大量の白煙を出し迫力のある走行を
披露していただきました。
【走行時の条件】 日時 2008年4月16日 天気 快晴 車輌 HCR32 仕様 GT2530タービン 推定350ps アライメント フロント:キャンバーネガ 2度 トータルトー ±0mm キャスター 7度半 リヤ :キャンバーネガ 1度半 トータルトーイン 1mm 前輪タイヤ・・・BSポテンザ RE-750 空気圧2.2kg/cm2 後輪タイヤ・・・ACHILLES ATR SPORTS 235/45 ZR17 空気圧 2.5kg/cm2 トータル走行時間 55分 1ヒート 15分で、終了ギリギリまで走行 4ヒート目のみ、燃料不足の為、約10分終了 各ヒートごとのインターバルは1時間15分
望月氏に走行の感想をうかがいました

タイヤから、白煙がよく出てましたね。その辺りいかがでしたか?
装着前よりアクセルが踏めるようになった事で大量の煙を発生させる事が出来、白煙によるアピール度もアップしました。 煙が出るということは、タイヤをたくさん消耗させる事になるのですが、不思議?と激しく減るどころか、逆に消耗が少ないぐらいで、15分×4ヒートで終わってしまうタイヤが、ほぼ1ヒート使用できるほど山が残っていました。 (左右を入れ替えれば、2ヒートは走れそうとのこと) また、トレッドの変形やちぎれもなく、タイヤ表面が綺麗なのも印象的でした。
タイヤから、白煙がよく出てましたね。その辺りいかがでしたか?
装着前よりアクセルが踏めるようになった事で大量の煙を発生させる事が出来、白煙によるアピール度もアップしました。 煙が出るということは、タイヤをたくさん消耗させる事になるのですが、不思議?と激しく減るどころか、逆に消耗が少ないぐらいで、15分×4ヒートで終わってしまうタイヤが、ほぼ1ヒート使用できるほど山が残っていました。 (左右を入れ替えれば、2ヒートは走れそうとのこと) また、トレッドの変形やちぎれもなく、タイヤ表面が綺麗なのも印象的でした。
足回り以外での感想は?
とにかく中間域でのレスポンスが大幅にアップしたのを、体感できました。 ドリフト走行で重要な回転域で、足回りへの装着と組み合わせある事で、車の姿勢を右足で確実にコントロール出来、車体との一体感が感じられ、正直とても楽しく走れましたよ。 エンジンと足回りと言う、車の主要部分への装着により、車全体のポテンシャルがかなり増しましたが、これは、かなりのアドバンテージになると思います。
燃費の方はいかがでしたか?
あまりの調子良さに、いつも20リッターのガソリンを補充するだけで最後まで走れるのに、最後に行われるドリコン分のガソリンが無くなってしまうので、4ヒート目は10分で終了しましたが、それでも足らず、急遽20リッターを買いに行き、ドリコン前に補充しました。 いかに全開走行が多かったかが、燃費からも伺えます。
タイヤの消耗状況について
望月氏のコメントにもありましたが、注目していただきたいのがタイヤの消耗の仕方です。 接地がしっかりして走行していたことが、タイヤの消耗具合からもわかります。

負担のかかる右後輪で、消耗状況を撮影しました。 やや内減り傾向がありますが、4ヒート走行後で、スリップサインまでで、内側約1mm 外側で約3mmが残っていました。
テスト走行の取材を終えて・・
大量の白煙を出しながら走行しているのに、以前より明らかに加速し、しっかり前に進んでいるのが印象に残りました。
「レスポンスが良い」 望月氏が何度も取材中に口していた言葉です。
このレスポンスの良さが、望月氏の戦闘力アップに繋がってほしいです。 今後の健闘がさらに楽しみです。
こちらの記事は、ワタナベタイヤ店長に過去に寄稿して頂いた内容です。ホームページリニューアルにより2015年12月1日付で転載しております。